父はまだ30代にして、糖尿病でした。【体験談】
父はどちらかというと小太りでした。
太ってもいましたし、特におなかが出ていました。
毎日、カレーとか、焼き肉とか、ビールとかとにかく自分の好きなものばかり食べていたのだろうと思います。
野菜とかは嫌いだったと思います。
私が小学校低学年の頃、時期はいつだったかあまり覚えていませんが父がよく家を空けるようになりました。
仕事も行っていなかったように思います。
時々、母に連れられて父のいる病院に付き添ったことがありました。
まだ幼かった私は、元気そうな父がなぜベッドで一日寝ているのかが理解できませんでした。
家族で一緒に過ごした記憶はほとんどありません。
やがて父が退院して家に帰ってきた時、冷蔵庫にいつも、酢にひたしたゆで卵が常備されるようになりました。
なんだか一升瓶もいつもあって、お酒かな?と思っていたのですが後から知ったところによると、病院で処方された薬だったことがわかりました。
冷蔵庫の酢卵もきっと薬と言うか、お医者さんの指導のもと取り入れた食事療法の一環だったのだろうと思います。
末っ子でわがままですし、楽しいことが大好きで我慢することや苦労がいることはめんどくさがってしない人でした。それはほかの兄弟も認めるところでした。
病院での指導も、あまりに従わないし、看護師さんたちに迷惑をかけたためついに追い出されたそうです。
だから今回の治療も、酢卵なんておいしくないとかダダをこねたのではないでしょうか。
父が、あれを使ってなにかしているところを見たことがありません。
「わたしは恥ずかしい」と後に母はこの病院での出来事について語っています。
あのお酒のような薬は、お医者さんからの最終手段だったように思われます。
ですが、他人の話も聞かないのに、家庭となると甘えが出るのか、もっと聞きませんでした。
「自分は病気なんだ。もっといたわれ」といって私たち姉弟や、母につらく当たり散らしていました。
お酒の薬も大人が大股で届く距離にあるのに、わざわざ弟に取りに行かせようとしました。
たまたまその近くにいた弟がいけなかったかもしれませんが、いいつけの意味がまだ幼いせいでわからずにいると「いう事を聞かない悪い子ども」といってどなりました。
その弟を助けなかった私も、「意地が悪い」といってどなりました。
よくそんなに一日、怒っていられるというくらい、気持ちは不安定で暴れまわり手が付けられない状態でした。
母は一方的に蹴られ、腰の骨を折るくらいでした。
その後、離婚し、父は別の人と再婚して生活していたみたいです。
私が20代の頃、親せきから、父が亡くなったとの知らせを受けました。
最後まで元気だったそうです。あれからの人生、後半は、人工透析で定期的に治療をするほど衰弱していたと聞きます。
自分勝手で生きてきて、私たち家族の信頼を裏切ってまで自分の幸せのためだけに生きた父でした。
再婚相手との間には子供ができたのだという話を父方の叔母から聞いて知っていたので、結局私と、母は父の葬式にはいきませんでした。弟は参列したようでした。
その後、聞いたところによると、その再婚相手との間にできた子供までもが葬式に参列しなかったそうです。
そのことだけで、どんなにひどい父親だったのかが容易に想像できました。
父は結局、再婚相手とその子供にも慕われてはいなかったという事でしょう。
人生をやり直すチャンスはいくらでもあったに違いありません。
けれど、それも活かす間もなく、自分で勝手に病気になって、死にたくないのに自分で勝手に死んでいったのでしょう。
以前、まだ生きているとき。私が小学校低学年の頃。
父は私たちを捨てて、恋人のところにいきました。
ある日、電話がかかってきました。父からでした。
「自分がいないことで、寂しくはないのか。戻っていてほしいと思うか」と言われました。
家には、誰もいず、私一人きり留守番していたので、当然電話に出たのは私でした。
私は、嘘でも「戻ってきてほしい」などどいう事がとうとうできませんでした。
「母がいう事に従う。自分では決定権がない」等、言い訳をならべて話をそらしました。
「そうじゃない。自分が思う気持ちをいってほしい」と父は言いました。
答えは決まっていました。ですが、それは言えませんでした。父が怖かったからです。
気分を損なう事を言うと、今にも家に来て、一人でいる私に殴り掛かってきそうで恐ろしかったのです。
病気は人の人生も変えてしまう。健康の大切さをいまも思って生きています。
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