プーアル茶 効果 効能 糖尿病

プーアル茶を摂取した糖尿病患者は全て約35%も血糖値が下がりました。

プーアル茶は、中国茶(黒茶)の一種であり、熟茶と生茶の2種類があります。
プーアル茶の原産地は、中華人民共和国の雲南省南部及び南西部であり、雲南省の西双版納州、普洱市及び、臨倉市の3つがプーアル茶の主な生産エリアとなっています。

ただ、ラオス、ベトナム、ミャンマー、タイ王国はこれらの地域と国境を隣接していることから、プーアル茶の老樹が残っており、中国と同様の方法でプーアル茶が生産されています。

プーアル茶の製法としては、前述の通り、熟茶という加熱によって酸化発酵を緩めた緑茶をコウジカビで発酵させる方法と、生茶という経年により熟成させる方法に大きく分類されます。
ただし、プーアル茶の原産地である雲南省では、旧来の製法を重んじる考え方が残っています。

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そのため、プーアル茶といえば生茶を好んでいる傾向があるようです。

熟茶と生茶の違いを比較してみると、まず、大手の飲料メーカーが主に買い付けているのは、お茶の色が良く出る熟茶のほうとなっています。
そのため、熟茶は輸出用のお茶と考えている人も多いようですが、香港や台湾では生茶の需要も高くなっています。

また、日本においてもプーアル茶の知名度が、近年ではかなり高くなっているため、消費者は熟茶と生茶の両者を選んで買うようになってきているようです。

また、プーアル茶の生茶は、加熱時に完全に酵素が失活していません。
したがって、その後の天日乾燥の工程において、酵素発酵がさらに発生すると考えられています。

プーアル茶の製造工程では、この残存する酵素発酵が発生することを前提としているため、必ず天日乾燥が行われます。
仮にこの乾燥工程で機械乾燥を行ったとすると、酵素が完全に失活します。

そのため、プーアル茶ではなく、ただの緑茶が出来てしまいます。

このようなプーアル茶は、糖尿病の予防・改善に効果があるとされています。

中国では古くから、プーアル茶が糖尿病に効くといわれていますが、その詳しい研究は最近始まったばかりです。
ただ、プーアル茶は2型の糖尿病に効果があるという研究結果を、吉林大学生命科学院が2009年4月に発表しました。

その研究では、糖尿病のマウスにプーアル茶を42日間与える実験を行いました。
すると、その糖尿病マウスの血糖値が42%下がる効果が得られたそうです。

また、その効果は糖尿病の薬を投薬されたグループ、通常の水を与えられたグループという他のグループよりも、強く血糖値を下げる効果が出たとのことです。

また、この実験は約11ヶ月にわたって継続されました。
11ヶ月後、プーアル茶を与えられたグループのマウスは全て生存していました。

しかし、その一方で、その他のグループの生存率は、糖尿病の薬を投薬されたグループで70%、通常の水を与えられたグループで20%だったそうです。

また、この研究では、プーアル茶の摂取量が増えるほど、その効果も高くなったと報告されています。

プーアル茶を与えられた患者のうち、40%の血糖値が基準値まで下がったとのことです。

また、人間の糖尿病患者を対象とした治験においては、糖尿病治療中の2型糖尿病患者に対して、通常の糖尿病治療を続けた状態でさらにプーアル茶を与えるという治験が行われています。

この治験では、プーアル茶を摂取した糖尿病患者は全て血糖値が下がり、その降下率の平均値は約35%だったとのことです。
また、そのプーアル茶を与えられた患者のうち、40%の血糖値が基準値まで下がったとのことです。

このように確実に糖尿病に有効であるプーアル茶ですが、なぜ糖尿病に効果的なのかというメカニズムは全て解明されているわけではありません。

ただ、プーアル茶の成長した茶葉がより多く含んでいるサポニンという成分が糖尿病に有効であるという事は確認されています。
また、プーアル茶は発酵によって作られるため、微生物の発酵によって生成された酵素が存在し、これによって他の茶葉よりも糖尿病に有効であるとも考えられています。

より詳しいメカニズムはまだ解明されていませんが、プーアル茶が糖尿病に有効であることは確かだと思います。
糖尿病に悩んでいる方で、プーアル茶による血糖値を下げる効果を期待する方は、サポニンを多く含む、成長した茶葉を使用した熟茶を選んで購入するようにしましょう。

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