高浸透圧高血糖症候群とは?症状や治療法は?【糖尿病の合併症】

高齢者のⅡ型糖尿病に多く発症する高浸透圧高血糖症候群
糖尿病合併症には三大合併症をはじめとして様々な合併症が存在しています。
これらの合併症は大きく高血糖の長期間維持における慢性糖尿病合併症と、高度なインスリン作用不足における急性糖尿病合併症の二つに分類することができます。
今回は急性合併症の中でも高血糖高浸透圧症候群について解説したいと思います。
高血糖高浸透圧症候群とは?
高血糖高浸透圧症候群は高齢者のⅡ型糖尿病に多く発症する疾患で、同じく急性合併症に分類される糖尿病ケトアシドーシスに比べて、高度の脱水を生じます。
また一般的には糖尿病ケトアシドーシスよりも高血糖を示しますが、ケトーシスは存在しても軽度にとどまります。
これは主としてⅠ型糖尿病の絶対的なインスリン不足による糖尿病ケトアシドーシスに対して、高血糖高浸透圧症候群はⅡ型糖尿病に多く、インスリン不足が相対的なものにとどまるためケトン体酸性の原因となる脂肪分解を抑制するためです。
また高血糖高浸透圧症候群は糖尿病ケトアシドーシスよりも緩徐に症状が進行し、発症までに数日から数週間の期間があると考えられています。
高血糖高浸透圧症候群の誘因因子は??
高血糖高浸透圧症候群の誘因因子としては、不適切なインスリン治療(独自判断によるインスリンの中断)、嘔吐・下痢による脱水、心筋梗塞、Cushing症候群、甲状腺中毒症、感染症(呼吸器感染、尿路感染、消化器感染など)、脳血管障害、高カロリー輸液、ステロイド薬の投与、利尿薬の投与などがあります。
中でも感染症による発症は最も頻度が多くおよそ30~60%が感染症による発症になります。
また高齢者に多いことから死亡率は20%に至ることもあります。
その原因として血管障害や脳浮腫を生じることにより痙攣や進行性の意識昏迷、意識障害、さらには脳障害をきたし死亡に至ることが少なくありません。
高血糖高浸透圧症候群の診断
重要な身体所見は、主に脱水と神経異常所見になります。
脱水の所見としては、眼球結膜の乾燥、眼球陥凹、頻脈、抹消の冷感などがあります。
神経異常所見としては、昏睡やけいれん、片麻痺などがあります。
検査所見では、血糖値は顕著な上昇を示し、1000mg/dLを超えることもあります。
具体的には高血糖(600 mg/dL以上)、高浸透圧(320mOsm/L以上)、pH7.3以上、尿ケトン体(陰性~弱陽性)、高血清ナトリウム値(Na>150mEq/L)などが特徴としてあります。
通常高血糖になると血清ナトリウム濃度は低下するのですが、高血糖高浸透圧症候群の場合はこの生理的機能が働かず、血清ナトリウムが高値を示します。
この理由の1つに高齢による生理的機能の低下が挙げられます。
高血糖症浸透圧症候群の治療におけるポイント
高血糖症浸透圧症候群と同様に急性合併症に分類される糖尿病ケトアシドーシスと治療におけるポイントはあまり変わらず、基本的には脱水の補正、インスリンの補充、電解質補正の3つになります。
しかし、インスリン不足が糖尿病ケトアシドーシスに比べ軽度であり、また脱水の症状が高度であることから、脱水の補正に治療の主眼が置かれます。
循環血流量の維持、ならびに緩徐な血症浸透圧の低下のために生理食塩水輸液療法を中心とするのが安全だと考えられています。
脳浮腫が生じる可能性があるため急な浸透圧低下を伴う治療は行いません。
インスリンの補充はインスリンの持続静脈内投与をお香ナウことによって、電解質の補正はカリウムの補充を行うことによって治療をします。
高血糖の急性合併症の予防として、まず考えられるのは患者の判断による不適切なインスリン治療(不適切な減量や中断)の是正があります。
医療機関の指示は必ず守ることを念頭に置き、定期的な健診を行うこと、また体に気になる異変があるときはすぐに診察にかかることによって病気の早期発見・早期治療を行うようにしましょう。
糖尿病の合併症「高浸透圧高血糖症候群」発生リスクを回避するために。
今回紹介した「高浸透圧高血糖症候群」の他にも糖尿病の合併症は多種多様な種類があります。
糖尿病を発症した場合、糖尿病そのものへの注意も必要ですが、それと同じく合併症にも注意を向けなくてはいけません。
運動療法や食事療法はもちろんの事、重要な事は人間自体が自ら持っている免疫力を向上させる必要があります。
「免疫力」とは?
ウイルスや細菌、体内の腫瘍細胞を撃退する、人間が自ら持っている力、それが「免疫力」です。
しかし、この免疫力は加齢とともに低下していくとされます。
特に高浸透圧高血糖症候群の場合、免疫力低下による感染症も誘因因子になり得るため、免疫力の低下は発生リスクの向上に直結するのです。
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