違い 糖尿病

1型と2型糖尿病とはどのような違いがあるのでしょうか。

糖尿病は、高血圧と並んで多くの日本人がよく知っている病気であり、常日頃から糖尿病の予防を心がけている人も多いと思われます。
このように認知度の高い糖尿病は、1型と2型の2種類に分類されます。

通常、糖尿病としてほとんどの方が認知しているのは2型糖尿病ですが、1型糖尿病とはどのような違いがあるのでしょうか。

まず、1型糖尿病では、膵臓のβ細胞が破壊されてしまい、全くインスリンが分泌されなくなってしまう状態となっています。

1型糖尿病には、ウイルス感染や自己免疫反応の異常によって、膵臓のβ細胞を自分で攻撃してしまい、インスリンを出す機能を壊してしまうタイプである自己免疫性の糖尿病があります。

また、その一方で、特発性と呼ばれる原因不明のタイプの糖尿病も存在します。

この何れのタイプにおいても自力でインスリンを出す力が無くなってしまいますので、治療にはインスリン療法が必要となります。

1型糖尿病は、10~20歳代の比較的若い世代の人に突然発症するケースが多いという特徴があります。

ただ、高齢者でも1型糖尿病を発症することはありますので、注意は必要です。
日本においては、1型糖尿病の発症率は、2型糖尿病と比較すると非常に低くなっています。

そのため、年間に1型糖尿病を発症する人は、10万人の中で約1.5~2.5人ほどと、非常に少なくなっています。
ちなみに、世界で1型糖尿病を発症する確率が最も高い国はフィンランドとなっており、年間に10万人の中で約40人ほどが発症するといわれています。

近年の1型糖尿病の研究によると、遺伝子の中である特徴を持っている遺伝子と1型糖尿病との関連性が確認されたとのことです。これにより、1型糖尿病の発症メカニズムの解明が進むとして期待されています。

一方で、前述の通り、日本の糖尿病患者のほとんどは2型糖尿病であり、その割合は糖尿病患者全体の約95%にものぼります。

1型糖尿病とは、まず、その発症原因が異なり、2型糖尿病になる原因には遺伝的要因と環境的要因があります。

両親や親戚に糖尿病を患った経験がある人がいると、普通の人より糖尿病を発症する可能性が高くなることが遺伝的要因であり、「食べすぎ」、「ストレス」、「運動不足」といった生活習慣の乱れによって糖尿病を発症することを環境的要因といいます。

これらの要因が複数組み合わさることによって2型糖尿病を発症すると考えられており、生活習慣の乱れも重要な要素となっていることから、2型糖尿病は「生活習慣病」とも呼ばれています。

その他、1型糖尿病と2型糖尿病の違いとして、まず、それぞれのインスリンの状態にも違いがあります。

1型糖尿病では、インスリンの分泌が無い状態となっており、2型糖尿病では、インスリンの分泌不足もしくはインスリン抵抗性が生じている状態となっています。
また、それぞれの自覚症状にも違いがあり、1型糖尿病の自覚症状としては、多尿、体重減少、口渇、多飲、発熱、のどの痛みなどの風邪のような症状から、ケトアシドーシスによる意識障害、昏睡などの症状が現れることがあります。

それに対して2型糖尿病では、多尿、体重減少、口渇、多飲といった1型糖尿病でも見られる症状以外に、倦怠感、疲労感といった症状が現れることもあります。

また、それぞれの発症の仕方にも違いがあり、1型糖尿病は急に発症し、短期間でその症状が悪化するというケースが多くなっています。

それに対して2型糖尿病では、その発症時の自覚症状が無いことがほとんどであり、いつのまにか発症していて、徐々に症状が進行していってしまいます。2

型糖尿病では、このように自覚症状がないため、治療されずに放置されることも多くなっています。

しかし、放っておくと合併症が進んでしまいますので、必ず治療を受けるということが大切です。

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