糖尿病 仕組み 原因

第一の原因はインスリンの絶対量が不足することによって発症する

糖尿病は生活習慣病の一つであり、日本でも食の欧米化が進んだ影響もあって、多くの方がこの病気を患っています。
そんな糖尿病の原因は様々となっています。

そもそも糖尿病とは、慢性的に血糖値が高くなって身体に様々な障害を引き起こす病気です。
この糖尿病は大きく4つのタイプに分類され、それぞれ慢性的に血糖値が上がる原因が異なり、特徴にも違いがあります。

まず、1型糖尿病という糖尿病は、膵臓のβ細胞が破壊されて、インスリンが分泌されない状態となってしまい、インスリンの絶対量が不足することによって発症し、小児や30歳未満の若年層が発症するケースが多くなっています。

この1型糖尿病は、免疫機能が身体の細胞を誤って攻撃してしまうという自己免疫反応が原因で発症すると考えられています。
しかしながら、発症の詳しいメカニズムはまだはっきりしていなく、この1型糖尿病は、全糖尿病患者の約3~5%が当てはまるとされています。

一般的に糖尿病と呼ばれているものは2型糖尿病

次に、2型糖尿病は、全糖尿の約90%以上を占めており、一般的に糖尿病と呼ばれているものは、この2型糖尿病とされています。

この2型糖尿病は、偏った生活習慣が積み重なり、この影響によってインスリンの働きが悪くなったり、分泌量が少なくなったりすることが原因となって発症するケースが多くなっています。

次に、妊娠糖尿病は、妊娠がきっかけで発症したり、発見されたりする糖尿病であり、その原因は妊娠中に胎盤から出るホルモンが、インスリンの作用を弱めてしまうこととされています。

この妊娠糖尿病は、出産後は治るケースがほとんどとなっています。
しかし、安産のためには、妊娠中に適切に血糖値をコントロールすることが重要です。

次に、これらの糖尿病以外のその他の糖尿病があります。

この糖尿病は二次性糖尿病と呼ばれており、膵臓がん、バセドウ病、遺伝子異常、慢性膵炎などの他の病気や薬物などが原因で発症する糖尿病です。
このような糖尿病のタイプの中で、2型糖尿病は前述の通り、日本人の糖尿病患者数の90%以上を占めており、さらにその数は増加傾向にあって、現在の日本の糖尿病患者数は、50年前の約35倍ともいわれています。

このような現状に至った原因の一つに、肉類中心の食事をしてきた欧米人は、もともと膵臓が強くインスリンが多く分泌され、穀類や野菜中心の食事をしてきた日本人は比較的膵臓が弱く、インスリンの分泌量が少ないという点が挙げられます。

実際のデータとして、BMI25%以上の肥満者が、日本には全国民の2割程度しか占めていないのに対し、アメリカは7割以上を占めていますが、糖尿病の有病率を比べると日本が7.4%であるのに対し、アメリカは8.0%とほとんど変わらないというデータが報告されています。

日本人の欧米化が進んだ食事によって、脂肪やタンパク質をこれまでよりも摂りすぎる傾向になったこと、また、交通の利便性が向上して身体を動かす機会が減り、肥満になる人が増えたというライフスタイルの変化が、遺伝的要因に加えて、糖尿病の発症に深く関わっているといえます。

糖尿病の発症の仕組み


このような糖尿病について、その発症の仕組みとしては、まず、私達が食物を食べて胃で消化・分解された後、その食べ物の糖質については腸でブドウ糖(グルコース)へと変換されます。

このブドウ糖は腸から血液中に流れ、吸収されていき、また、それと同時に膵臓もインスリンを作り、血液中に分泌します。
このインスリンとは、ホルモンの一種であり、膵臓の中のランゲルハンス島という部位のβ細胞で生成されています。

そして、細胞膜表面には、特異的な受容体であるインスリン受容体が存在しています。
前述のインスリンとこのインスリン受容体が結合することによって、細胞の中にブドウ糖が入り、細胞の中にブドウ糖が取り入れられ、細胞に栄養がいきわたるようになります。

健康な人の場合では、このようにブドウ糖が細胞の中に入った時点で血液中のブドウ糖量が減少し、血糖値が下がって正常な血糖値を維持します。

しかし、糖尿病患者の場合は、健康な人のようにブドウ糖が細胞の中に入らず、その原因としては、インスリン分泌の欠乏、インスリン分泌量の低下、インスリン作用の低下、インスリン感受性の低下等が考えられ、これによって血糖値が高くなり、糖尿病が発症します。

したがって、糖尿病の治療には、何が原因となってインスリンの作用が異常となっているかを突き止め、その原因を改善する治療を行っていくことが重要となります。

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