ダークチョコレート 糖尿病

チョコレート(カカオ)にはフラボノイドという成分が含まれており、血圧を下げる効果が。

ダークチョコレートとは、カカオマスの含有量が40%以上のチョコレートのことをいいます。
また、ダークチョコレートはビターチョコレートと呼ばれることもあるようです。

ダークチョコレートは、ココアバター、カカオマス、レシチン、砂糖、香料といった原料で作られており、また、この原料に乳原料が少量含まれていたとしても、ダークチョコレートと呼ばれることがあります。

>>糖尿病におススメの食材・食事一覧

このダークチョコレートは、糖尿病の予防に効果があるといわれています。

元来、チョコレートにはフラボノイドという成分が含まれており、このフラボノイドが血圧を下げ、インスリンの効き目をよくする作用があるという研究結果が発表されたのです。
フラボノイド類とは、ポリフェノールのサブグループに入っています。

ポリフェノールとは、抗酸化物質であり、六角形のベンゼン環に2個以上の水酸基を持つものの総称となっています。

このフラボノイド類は、野菜や果物の「色」に関係が深い化合物です。

そのため、チョコレート、赤ワイン、リンゴ、ピーナッツ、日本茶、玉ねぎ、クランベリー等に多く含まれていることが広く知られています。
このフラボノイド類の中でも、特にカテキンなどで知られている「フラバン-3-オール」、「フラボノール」が注目されており、これらの植物由来抗酸化物が有害物質による体への攻撃等から守ってくれると考えられています。

この有害物質には、タバコの煙や環境汚染、呼吸に伴うフリーラジカルの攻撃等も含まれます。

また、この植物由来抗酸化物には動脈硬化の予防、LDL(悪玉)コレステロールの酸化の阻害、血管の柔軟化、血小板の過反応の減少、血管・心を調節するエイコサノイドのバランスの調整などの作用もあることが報告されています。

そして、チョコレートやココアには、この抗酸化物質が日本茶の3倍、赤ワインの2倍程度の量が含まれているといわれています。

チョコレートはカカオマスに砂糖や香料、脂肪を加えて作ったものなのですが、このカカオの精製工程において、前述のフラボノイドは損失してしまいます。
この精製工程では、アルカリ処理、種子の発酵、ローストなどが行われるため、苦味やえぐ味のような強い刺激性を持つ成分であるフラボノイドはある程度、この段階で取り除かれてしまうのです。

そのため、通常のミルクチョコレートやホワイトチョコレートでは、肝心のフラボノイド含有量が少なく、その一方で脂肪分や砂糖がたっぷり加えられていることから、逆に血糖値が上がってしまいます。

そこで、カカオの含有量が多く、その純度の高いダークチョコレートが糖尿病の予防に効果がある食材として注目されているのです。

その他、ダークチョコレートに含まれているココアは鬱に効果があるとされています。

ココアは神経伝達物質として研究されている物質のTOP3であるフェニルチアルアミン、セロトニン、ドーパミンといった物質の有力な素であり、鬱状態をくい止め、気分が良くなる効果があるといわれています。

ココアは私達の気分のムラを改善してくれるのですが、それはこのセロトニンとドーパミンの活力を長く維持してくれるという作用のためと考えられています。
また、ココアには神経伝達物質を維持するための補助をしているMAO抑制体を提供するという働きもあります。

そのため、アンチエイジングの効果も期待できます。

さらに、ダークチョコレートは体の中のエンドルフィンの製造を活気づけますので、脳に気持ちよさを伝達し、気分を高揚させる手助けをすることができます。

糖尿病の予防等に効果がありながら、同時に気分も良くなってしまうダークチョコレートはとても有用な食材であるといえるのではないでしょうか。

最後に、改めて通常のミルクチョコレートやホワイトチョコレートでは、肝心のフラボノイド含有量が少なく、その一方で脂肪分や砂糖がたっぷり加えられていることから、逆に血糖値が上がってしまいますので、しっかりと選んでくださいね。

>>糖尿病におススメの食材・食事一覧

糖尿病の合併症対策のカギは「免疫力UP=ブロリコ!」(PR)

糖尿病になって最も怖いのは糖尿病性神経障害や糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症などの合併症です。 それらの合併症を防ぐために最も重要なのが「人間の持っている免疫力を向上させる」事と言えます。 そして免疫力を向上させる成分として注目されているのがブロッコリーから抽出された成分「ブロリコ」です。 アガリクス(β-グルカン)の約50倍、プロポリスの1000倍以上の免疫力向上パワーを持っているとされています。

ブロリコに関する詳しい資料のご請求はこちらから

関連記事

糖尿病 合併症
糖尿病 食材 一覧
糖尿病 飲料 お茶
糖尿病 初期症状 自覚症状糖尿病 芸能人 有名人
糖尿病 体験談

ピックアップ記事

  1. アントニオ猪木 糖尿病
    食べすぎや飲み過ぎで重度の糖尿病なアントニオ猪木さん アントニオ猪木さんは、神奈川県横浜市鶴見…
  2. 糖尿病 検査
    高齢者のⅡ型糖尿病に多く発症する高浸透圧高血糖症候群 糖尿病合併症には三大合併症をはじめとして…
  3. 糖尿病 体験記
    治す気がないのか!と言わんばかりの毎日の生活でした。 私の夫は30代後半で、3年前に体調不良が…
  4. 1型糖尿病とは?
    1型糖尿病とは、膵臓のβ細胞の破壊によるインスリンの欠乏を原因とする糖尿病となっています。 以…
  5. 私の母と兄弟の糖尿病の体験談です。 母は50代で、兄弟は30代で発病しました。 祖父も糖尿病…
  6. 津川雅彦 糖尿病
    甘いもの好きが原因?糖尿病治療中の津川雅彦さん 津川雅彦さんは、京都市中京区出身の日本の俳優、…
  7. 糖尿病 検査
    血糖値の管理指標であるグリコアルブミン(GA)の検査 グリコアルブミンという言葉を耳にしたこと…
  8. 肥満 メタボリックシンドローム ゴーヤ
    肥満&メタボリック症候群の予防効果が期待できるゴーヤ ゴーヤーには、肥満&メタボリック症候群の…

スーパー食材【ゴーヤ】の魅力

  1. ゴーヤミン 効果 効能 口コミ 評判
    ピーマンやトマトと比較しても栄養価が高いゴーヤー(苦瓜) ゴーヤー(苦瓜)は、その名の通り非常…
  2. ゴーヤ 美肌 アンチエイジング
    美肌効果といった夏に嬉しい効果が期待できるゴーヤ ゴーヤーは夏野菜の王様と呼ばれており、夏バテ…
  3. ゴーヤ ダイエット
    ゴーヤーはダイエットに良い成分が豊富に含まれている優秀な食材 ゴーヤーは、ウリ科ツルレイシ属に…
  4. ゴーヤミン 効果 効能 口コミ 評判
    ゴーヤの苦味成分には血糖値を下げる効果があります。 血糖値を下げる効果のある食べ物はいくつかあ…

糖尿病対策&糖質制限におすすめ食材

  1. わかめ 糖質制限 糖尿病
    血糖値の抑制作用が期待できるわかめで糖質制限! わかめは一年生の海藻で、コンブ目チガイソ科ワカ…
  2. アーモンド 糖質制限 糖尿病
    インシュリンの分泌やその働きをサポートするアーモンド アーモンドとは、バラ科サクラ属の落葉高木…
  3. 胡麻 糖尿病 糖質制限
    コレステロール値や血圧値を改善する胡麻 胡麻はゴマ科ゴマ属の一年草で、主に種子が食材、食用油な…
  4. ゴーヤ 糖尿病 糖質制限
    中性脂肪や総コレステロールを下げる働きがあるゴーヤの効果 ゴーヤは、正式名称をツルレイシといい…
  5. きのこ 糖尿病 糖質制限
    低糖質な「きのこ」で糖尿病対策! きのこは栄養価が高くカロリーがほとんどない食品であるため、糖…
にほんブログ村 病気ブログ 2型糖尿病へ
ページ上部へ戻る
pocket line hatebu image gallery audio video category tag chat quote googleplus facebook instagram twitter rss search envelope heart star user close search-plus home clock update edit share-square chevron-left chevron-right leaf exclamation-triangle calendar comment thumb-tack link navicon aside angle-double-up angle-double-down angle-up angle-down star-half status