オクラ 糖尿病 糖質

インスリンの合成を促進し、その働きを活性化させるオクラ

オクラは、その形状からLady's finger(婦人の指)とも呼ばれている、アオイ科トロロアオイ属の植物で、その果実が食用とされています。

オクラの原産地はアフリカ北東部で、エチオピアが有力とされており、この原産地や熱帯地方では多年草となっています。
しかし、日本ではオクラは冬越しができないため、一年草となっています。

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オクラはその和名をアメリカネリといいます。

その他にオクラには陸蓮根(おかれんこん)の異名もあり、鹿児島県や沖縄県、伊豆諸島などでは、このオクラが全国的に普及する昭和50年代以前から食べられていました。

このような地域ではネリという名前で呼ばれていたそうですが、現在ではこのような地域以外ではオクラという名称以外では通じないことが多くなっています。

オクラの中でも丸オクラは約15~20cmくらい、角オクラは約10cmくらいに成長した段階の若い果実を食用とします。

日本においてもこのような大きさのオクラが広く普及していますが、オクラはこれ以上大きくなりすぎると線維が発達してしまって食感が悪くなり、食品としての価値を失ってしまいます。

オクラの歴史は古く、エジプトでは紀元前元年頃には既に栽培されていたとのことです。
アメリカでは、主に西アフリカから移住させられた奴隷によってオクラの栽培が始まったそうです。

現在においても、西インド諸島、アメリカ合衆国南部、ブラジル北部等のアフリカ系住民の多い地域でオクラは広く栽培されています。

日本にオクラが入ってきたのは明治初期であり、現在の日本では稜がはっきりしていて断面は丸みを帯びた星型になる品種が主流を占めています。

ただ、八丈島や沖縄などでは大型で陵がほとんどなく、断面の丸いものが栽培されていますが、その他にも赤オクラといった莢が暗紅色になる品種など、オクラの品種は数多く存在します。

このようなオクラは糖尿病の予防に効果があるとされています。

オクラを包丁で切ると、ヌルヌルとしたぬめりが出てきますが、このぬめりはムチンやペクチン、ガラクタンなどの多糖類でできており、これらの成分には血圧を下げる効果があります。
そして、これらの成分には、腸の中で糖質を包み込んでその吸収を抑制し、食後の血糖値を下げる働きがあります。

また、ペクチンには腸の蠕動運動を促進する作用があります。

これにより、腸液の分泌が増加するので、便秘の解消の効果が期待できます。

また、オクラには亜鉛やマグネシウムも含まれていますので、インスリンの合成を促進し、その働きを活性化させる作用があります。
さらに、カルシウム等のミネラルも豊富に含んでいますので、神経を穏やかに保つことができます。

その他、オクラには各種ビタミンも豊富に含まれています。

そのため、脂質や糖質を効率よくエネルギーに変換できるようになり、老化防止効果やストレス解消効果が期待できます。

また、オクラの色素成分としてβ-カロテンが含まれています。このβ-カロテンは体内で効率よくビタミンAに変換されるのですが、このビタミンAは皮膚や粘膜の潤いを保ち、目の神経伝達物質に必要不可欠な成分となっています。

さらに、体内でビタミンAに変換されずに残ったβ-カロテンも、活性酸素を抑える作用があるとされています。そのため、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に効果があるといわれています。

このようにオクラには糖尿病の予防だけでなく、様々な健康効果が期待できます。そのため、日々の食事に是非取り込みたい食材ですが、手早く調理することが大切です。

オクラに含まれている水溶性のビタミンが水の中に溶けだしてしまうため、熱湯でさっと湯がき、水はすばやくかけるようにして、水にさらさないようにしましょう

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