アントニオ猪木さんの場合。【糖尿病の有名人・芸能人】
食べすぎや飲み過ぎで重度の糖尿病なアントニオ猪木さん
アントニオ猪木さんは、神奈川県横浜市鶴見区出身の日本の元プロレスラーであり、実業家、政治家で、無所属クラブ所属の参議院議員です。
そんなアントニオ猪木さんはプロレスラー時代に糖尿病が発症したとのことです。
アントニオ猪木さんの経歴
アントニオ猪木さんは12歳で横浜市立寺尾中学校に入学するも、生活は厳しく、その貧困を抜け出すために、母親、祖父、兄弟とともにブラジルへ渡り、サンパウロ市近郊の農場で少年時代を過ごしたそうです。
ただ、そのサンパウロに興行で訪れていた力道山からアントニオ猪木さんは直接スカウトを受け、1960年4月11日に日本へ帰国し日本プロレスに入団します。
アントニオ猪木さんは1960年9月30日、プロレスデビューを果たし、くしくもこの日はジャイアント馬場さんのデビューと同日であったそうです。
1964年、アントニオ猪木さんはアメリカへ武者修行に出発。
アメリカの西海岸、中西部、南部をまわり、2年後に帰国しました。
アントニオ猪木さんは東京プロレス短期在籍、日本プロレス復帰・追放を経て1972年1月26日に新日本プロレスを旗揚げします。
新日本プロレスはWWWFと提携したため、その後は多数の外国人スターを日本に呼べるようになりました。
そのため、力道山亡き後のプロレス黄金時代を築いたといわれています。
また、新日本プロレスは、「プロレスこそ全ての格闘技の頂点である」という「ストロングスタイル」を標榜していたため、アントニオ猪木さんは異種格闘技路線への挑戦を続けていきます。
これが後年の総合格闘技の礎を築いたといわれています。
新日本プロレスの資金を投資して自身のビジネスを展開
1983年、アントニオ猪木さんはIWGPを立ち上げますが、この頃から新日本プロレスの資金を投資して自身のビジネスを展開し、その多くが失敗に終わったことから新日本プロレスの経営を圧迫していきます。
そして、1998年4月4日東京ドームで行われた引退試合でドン・フライさんと対戦。
これに勝利して、アントニオ猪木さんは引退しました。
引退後、アントニオ猪木さんはUFO、PRIDE、INOKI BOM-BA-YEなど、多くの団体やイベントに盛り上げ役として登場したり、格闘技のプロデュースを行ったりしています。
また、政治家としては1989年にスポーツ平和党を結成。第15回参議院議員通常選挙に比例区から初当選し、参議院議員となります。
そして、1990年、イラクで「平和の祭典」を行うことを発表し、湾岸戦争時の日本人人質の解放に貢献しました。
これの影響もあり、1992年7月の第16回参議院議員通常選挙でも1議席を獲得しています。
しかしながら、「猪木スキャンダル」問題もあり、アントニオ猪木さんは1995年の参議院選挙で落選し、スポーツ平和党も2004年4月に解散してしまいます。
その後、日本維新の会より第23回参議院議員通常選挙比例代表で出馬することを、2013年6月5日に表明。
同年7月21日の投開票において当選し、約18年ぶりの国政復帰を果たしています。
このようなアントニオ猪木さんは、プロレスラー現役時代の39歳の時に糖尿病が発覚。
医師から糖尿病を宣告された時の血糖値は596mg/dlという高いものであり、即入院という状態だったそうです。
アントニオ猪木さんの糖尿病の原因は、プロレスラーにありがちな食べすぎや飲み過ぎであったようで、1日の代謝カロリーが約8000kcalであったのに対し、その頃の摂取カロリーは約15000kcalと大きくオーバーしていたとのことです。
医者から糖尿病を宣告された際、もうプロレスをすることはできないといわれたそうですが、アントニオ猪木さんはインスリンも薬も使わず、約3週間だけの入院で血糖値を180mg/dlまで下げ、糖尿病発覚から44日後にはリングへのカムバックを果たしたそうです。
その治療でアントニオ猪木さんが行ったことは、食事療法、運動療法、食生活の改善等の誰でも知っている基本的なことだそうです。
ただ、この基本的な事を強い意志を持ってやり続けるということがどれだけ大事か、アントニオ猪木さんは教えてくれているように思います。
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