尿糖検査 方法 平均値

尿糖検査について解説していきます。

定期的な健康診断や人間ドックを受けている方は多くいると思います。
採血だったり胃カメラだったりとさまざまな検査項目がありますが、実際どのようにみればわからないことは結構あると思います。

糖尿病においてもその検査項目は一つでなく、あらゆる観点から診断を下すわけですが、今回はその糖尿病における検査、とりわけ尿糖検査について解説していきたいと思います。

そもそも糖尿病とは

検査方法の解説に入る前に簡単に糖尿病について説明しておきたいと思います。

糖尿病とは体内において血糖値のコントロールができなくなり、慢性の高血糖になってしまう疾患です。
通常、食事などにより血液中のグルコース濃度が上昇すると、膵臓ランゲルハンス島β細胞から血糖値を下げるホルモンであるインスリンが分泌され、このインスリンの働きにより血液中から各組織へグルコース(糖)が取り込まれ血糖値が下がります。

しかし糖尿病患者ではこのインスリン分泌の低下もしくはインスリン抵抗性の増大などにより血糖のコントロールがうまくできてない状態になります。

糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害などの三大合併症をはじめ、糖尿病は放置しておくとさまざまな合併症を引き起こす非常に恐ろしい病気です。

尿糖が検出されるということ

尿中にブドウ糖が混入しているかどうかを調べる検査になります。

健康状態の方であれば、尿中にブドウ糖が排泄されることはありません。

通常、腎臓の働きによって生成された尿は濾過と再吸収を経て最終的には尿道から体外に排泄されます。

この時、ブドウ糖は近位細尿管から水やアミノ酸と同時に再吸収されます。しかし当然ながら腎臓にも限界があり、糖尿病によって血糖値が上昇してしまうと近位尿細管における再吸収が間に合わず、排泄される尿中にブドウ糖が混ざってしまうのです。

一般的には血糖値が160~180mg/dLを超えると尿糖が発見されると考えられています。

尿糖検査とは

尿糖検査には主に二つあり、試験紙を用いて陽性か陰性かを調べる検査と、どの程度糖が尿に含まれているかを調べる検査があります。
原則的には試験紙を用いた試験で陽性になれば、次に尿糖の量を調べる検査を行うようになっています。

陽性か陰性かを調べる試験は非常に簡単で短時間で済むことから、血液検査によるHbA1cを検査する以前にはよく行われていました。
現在では昔ほど重要度が高いわけではないですが、集団患者などのスクリーニングを行う上で使われる検査の一つとなっています。

尿糖検査は万能じゃない?

尿糖検査をした結果陰性になったとしても、必ずしも糖尿病でないとはいえません。
血糖値による糖尿病の基準では、空腹時血糖値≧126mgもしくはHbA1c≧6.5%になると糖尿病型と診断されますが、尿糖検査では少し血糖値が超えた程度では陽性になりません。

尿糖検査が陽性になる血糖値は、個人差はありますが、およそ160mg~180mgあたりです。

すなわち尿糖検査が陰性でも糖尿病に罹患している可能性は十分に考えられます。

また逆に陽性だからといって必ずしも糖尿病であるといえないこともまた事実です。

特に妊娠中では糖尿病ではないのにもかかわらず尿糖が検出されるケースがあるので注意しておきましょう。

尿糖検査の最大のメリットは何よりも手軽に、費用を抑えてできることです。
健康診断や人間ドック、病院に行かなければならない採血とはことなり、薬局で尿糖検査用の試験紙を購入することができます。

精度としてはやはり血糖値の検査には劣りますが、あくまで指標の一つして利用する分には非常に有用な試験といえるでしょう。

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