30代半ばで糖尿病だった母。癌を併発して・・・【体験談】

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「糖尿病患者の母を持つ息子」として。。

自身も2型の糖尿病患者の30代男性ですが、今回は「糖尿病患者の母を持つ息子」という視点からお話を書かせていただきます。

母の年齢は60代後半、私を生んだ30代半ばごろにはすでに糖尿病を患っていたと聞いております。

母の母、つまり私の祖母も糖尿病患者でした。

母は外科に務める看護師でしたが、専門は違うとはいえ自分の糖尿病の管理にはあまり真摯に取り組んでいないようで、何度か食事療法のためや、眼底出血を止めるための手術などのために入院したりしておりました。

それでも、およそ30年に渡って重篤な事態に陥ることもなく、不自由のない程度の日常生活を続けてこられたのは幸運だったのかもしれません。

そんな母が、最近入院しました。

排尿時に出血があったために診察を受けたところ、下腹部にガンが見つかったのです。

幸い、「初期の初期」程度だっため、すぐに除去手術を受ければ大事には至らないとのことでした。

ところがここで問題が。糖尿病の状態が悪いため、すぐには手術ができなかったのです。

糖尿病がひどくなると、体の免疫力も低下して雑菌に感染しやすくなるため、出血を伴う外科手術をするのが難しくなります。
さらに、長年の高血糖状態により体内の血管や内臓も疲弊しており、麻酔に耐えられずに心臓が止まる危険性もあるのです。

そのため、母はまず糖尿病の症状を改善するための入院をし、それから下腹部のガンの摘出手術をすることになりました。

入院してから何度かお見舞いに行きましたが、今回の入院では真剣に食事療法と運動療法に取り組んでおり、みるみる体重も落ちていきました。
もちろん、病的ではなくて健康的な痩せ方で安心しました。

入院していた2週間母が頑張ったおかげで、入院前の高い時には12あったヘモグロビンA1Cも、10程度まで下がりました。

まだまだ高い値だとは思いますが、自分も糖尿病である私には、母がいかに真剣に頑張ったのかがよく解ります。
ちなみに、実は今現在の私のヘモグロビンA1Cも12です。

術後の経過も良く母も予定通りに退院することができました。

その後、ほどなくしてガンの摘出手術も無事に行われ、術後の経過も良く母も予定通りに退院することができました。

本当にほっとしました。今までは「自分が好きなことをして死ぬんだったら、それで構わない。我慢するだけの長生きなんてツライだけ。」そんな風に日ごろから言っていた母でした。しかし、今回の経験で考えが変わったというのか、

素直になったというのかこんなことを言いました。

「今回は本当に怖い思いをした。糖尿病はそれ自体では熱もでないし痛みもないけど、気づかないうちに体の中のあちこちがボロボロになってしまう恐ろしい病気。

頭で解ってはいたけど、症状があまりないからそのうち見て見ぬふりをしてしまった。

糖尿病のせいでガンの手術ができないあいだ、この間にもガンが進行していっているようで、本当にこれまで真剣に治療してこなかったことを後悔した。

あなたも今でこそまだ若いからどうにもならずに済んでいるけど、糖尿病は確実にあなたの体を蝕んでいる。

私もまだまだ長生きして孫(私の子供です)の成長を観たいからこれからも治療を頑張る。

あなたも自分のためにも、子供たちのためにも、私のためにもちゃんと治療に取り組むんだよ」

自分も母と同じで、痛い目を見ないと、いや、痛い目を見てさえも「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で食事療法や運動療法を頑張り続けることができていせん。

でも、さすがに今回の母の言葉と、不安な様子、そして自分が母を心配をしたように、自分も妻や子供たちに心配をかけているのだと思い、なんとか頑張ってみようという気になりました。

もしかしたら私と同じように、「解っちゃいるけどやめられない」という気持ちで、自覚症状がないこと良いことに、糖尿病を悪化させるような不摂生を続けてしまっている人もいるかもしれません。

しかし、糖尿病は何かしらの自覚症状が出たときには、すでにかなり悪化している可能性が高いのです。

どこかで耳にした「今が一番早い」という気持ちで、治療に取り組もうと思います。

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